格安スマホにしてみたいとは思っているけど、電話番号が変わってしまったりするのはちょっと嫌だなという方もいるのではないでしょうか。
また、できるとしても引き継ぐ手続きが難しくて面倒そう?ですよね。
でも、そんなことはありません。
MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)という制度を利用すれば、他社に移行しても今までの携帯電話番号を使い続けられます。
では、詳しく見ていきましょう。
MNPとは、携帯電話の加入者が別の携帯電話会社(キャリア)に契約を切り替えても、元の番号がそのまま使えるという制度です。
この制度ができるまでは、別の携帯電話会社に乗り換えると、電話番号まで変えなければいけなかったのです。
今では、気軽に携帯電話会社を乗り換えられるので、便利ですよね。
便利なら使ってみたいけど、MNPの手続きってどうしたらいいの?
MNPという言葉からして、手続きが難しそうだなと思っている方も多いようですが、そんなことはありません。
以下の3つのステップを行えば、簡単にできる制度なのです。
ステップ1 MNP予約番号の取得
ステップ2 新規契約する
ステップ3 電話番号の引き継ぎ処理を行う
それでは、手続きの流れを詳しく見ていきましょう。
まず一番初めに行うことは、MNPの予約番号を発行してもらうことです。
(MNPをするためにはこの予約番号(10桁)が必ず必要になります。)
今使っている携帯電話会社から新しい携帯電話会社に乗り換える時、契約書にこのMNP予約番号を記入する欄があります。
この予約番号は、元の携帯電話会社(今使っているもの)で取得しなければなりません。
その取得方法には3つあります。
①ショップに直接行って取得する
各携帯電話会社のショップに行き、窓口で「MNPのための予約番号を取得したいです」と伝えれば予約番号を取得することができます。
ただ、直接店員さんに他社への乗り換えを伝えることになりますので、あまりおすすめはできません。
②電話で取得する
急ぎですぐに予約番号を取得したい、という方におすすめの方法が電話での取得です。
各社に電話をして取得してください。
docomoの場合
docomoの携帯電話からかける→151
一般電話からかける→0120-800-000(通話料無料)
auの場合
auの携帯電話・一般電話共通で→0077-75470(通話料無料)
softbankの場合
softbankの携帯電話・一般電話共通で→0800-100-5533(通話料無料)
③インターネットで取得する
各社のMy docomoやEZweb、My Softbankなどにアクセスして取得する方法になります。
インターネット(PC)で取得できるのは、docomoのみになりますのでご注意ください。
乗り換え先の携帯電話会社のショップで新規契約の申し込みを行います。
この時にMNPの予約番号を伝えて申込みを行いましょう。
これで、新規契約先の携帯電話に今までの電話番号を引き継いで使うことができます。
ここで注意したいのが、電話番号は引き継ぐことができても、メールアドレスを引き継ぐことはできないということです。
メールアドレスは通信会社が独自に行うサービスであり、それぞれのドメインが違うため、一切引き継ぐことはできません。
もしも、新しい契約先で同じメールアドレスを使いたいのであれば、Gmail等のメールアドレスを使うようにしておきましょう。
この手続きは、乗り換え前の携帯電話会社と乗り換え先の会社で行いますので、申込者はスマホを使えるようになるまで待っていれば良いです。
このように、面倒な手続きは基本的にありません。
補足になりますが、MNPをするなら「契約更新月」がおすすめです。
契約更新月とは、2年契約に加入している場合、MNPすることにより解約となっても契約解除料(違約金)のかからない期間のことです。(基本的に2年ごとに2ヶ月間あります)
2年契約の場合に契約更新月以外で解約すると、違約金がかかってしまいますので、注意してください。
格安スマホに変えても電話番号って引き継げるの?と心配していた方は、ぜひ今回ご紹介したMNPの制度を使用して乗り換えてみてはいかがでしょうか。