SIMフリーとは、スマホに掛かっているロック（キャリアや機種ごとの制限）が解除されている端末やもともとロックがかかっていない端末のことです。ロックがかかっていると端末を購入したキャリアの通信プランでしか通信や通話ができませんが、ロックがかかっていないSIMフリー端末だと自分の利用シーンに合わせて自由にプラン契約会社を変更できます。
SIMフリー端末のメリットや魅力などについて、わかりやすく説明します。
SIMカードとは、Subscriber Identity Module Cardの略で、電話番号など識別情報が記録されたICカードのことです。SIMカードをスマホやケータイ、タブレットなどのモバイル端末のSIMカードスロットに挿し込むことで、音声通話やデータ通信などの通信機能が使えるようになります。
日本国内でキャリアが販売していたスマートフォンやタブレット、モバイルルーターは、以前はSIMロックがかかっていて、キャリアと契約したときのSIMカードは、そのとき契約した端末でしか使うことができませんでした。
国内のキャリアの通信規格や周波数帯は会社ごとに違うために、各社がそれぞれ自社の周波数帯に適用する端末を作り、自社の端末が他社で使えないようにしたのがSIMロック端末です。
一方海外ではSIMフリー端末が一般的で、一度契約したSIMカードは複数の端末や他社契約で使い回すことができました。
その使い勝手の良さから海外のSIMフリー端末を入手し、日本のキャリアのSIMカードを挿して使う方たちが増えてきました。
個人で入手した海外製端末には、「技適マーク」（正式名称：特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク）が付いておらず、日本の電波法に抵触するという問題もありましたが、その需要の高まりを受けて、2012年から2013年にかけて日本国内で利用可能な正規のSIMフリー端末が登場しました。
さらにSIMフリー端末の普及は、アップルのスマートフォン「iPhone 5s」のSIMフリー版の発売開始（2013年11月）で後押しされ、それ以降どんどん増え続けています。
「SIMフリー」とは何かを端的に説明すると「キャリアに縛られずにどの通信業者とも契約できる」状態を指します。
例1：docomoで契約したスマホを（docomo系MVNO）で使用する →SIMフリーにする必要なし
例2：docomoで契約したスマホを（au系MVNO）で使用する →SIMフリーにする必要あり
前述のようにキャリアで契約した携帯電話・スマートフォンは契約した会社でしか使えず、他社への乗り換えにはハードルが高かったのですが、SIMフリー端末の登場に続き、2015年5月には携帯電話やスマートフォンのSIMロック解除が義務化され、格安SIM業者(MVNO)が登場し、キャリアから格安SIMへの乗り換えが簡単にできるようになりました。
つまりSIMフリースマホには、以下の2種類があります。
①キャリアで契約し、SIMロックがかかっている携帯電話・スマートフォンのロックを解除することで「SIMフリー」スマホに変わるもの
②もともとSIMロックがかかっていないSIMフリースマホ
キャリアで契約したスマートフォンなどSIMロック（SIMカード利用権限）を解除することをSIMロック解除といいます。
国内のキャリアで販売しているスマートフォンなどの端末は、各社で通信規格や周波数帯が少しずつ違うためSIMカードに合わせて利用制限されています。
これが「SIMロック」の状態です。あるキャリアで購入したスマホは別のキャリアでは使えません。
2015年5月にSIMロック解除の義務化が始まり、SIMロック解除の手続きをすれば、SIMフリーの端末のように、格安SIMを挿して使えるようになり、機種変更などで使わなくなった端末を格安SIMを挿して再利用することもできるようになりました。
お手持ちの端末をSIMロック解除して利用したい場合、まずは格安SIM各社が案内する動作確認済みの端末と、通信エリアをご確認ください。
キャリアと同系統のMVNOであれば、SIMロックを解除しなくてもご利用いただけます。
＠モバイルくん。は、docomoの回線網を利用していますので、docomoで購入した端末はSIMロック解除なしでご利用いただけます。
一番大きなメリットは低価格なことです。また海外旅行や出張のときに、現地でプリペイド式SIMカードやレンタルSIMカードを購入して自分の端末に挿し込めばそのまま使える、というのは海外に行かれる方には大きなメリットです。
国内においてもSIMカードを差し替えられるので、SIMフリー端末を利用シーンに合わせて複数使い分けることができます。
通信コストの節約
SIMフリーにすることで、格安SIM会社とも契約できるようになります。
多くの選択肢から自分にあったプランが選べるため、月額料金が安くなります。
海外でもそのまま使えるSIMフリー端末
海外ではSIMロックがかかった日本の端末は使えませんが、SIMフリー端末なら現地のキャリアが提供する音声通話やデータ通信ができるプリペイド式SIMカードやレンタルSIMカードを普段使っているモバイル端末に挿し込むだけで使えるようになります。
日本のキャリアの海外ローミングプランよりも安く、スマートフォンやタブレット、モバイルルーターを利用できる魅力もあります。
最近では現地の空港でSIMカードを売っているので簡単に入手できます。
複数端末を使い分け
携帯電話やスマートフォン、タブレットなどを複数台持っている方は、サブ端末をSIMフリー端末にしてデータ通信プラン専用のSIMカードで使い、メイン端末はキャリア契約のまま料金プランを見直すことができます。
メイン端末を電話専用で使うなどパケット定額プランを外し最低料金プランに変えれば節約することができます。
SIMフリー端末とは、SIMロックがかかっておらず、通信事業者を選ぶことなくSIMカードを利用できる携帯端末やスマートフォン端末のことを指します。
キャリアで契約してきた携帯電話・スマートフォンはそれぞれ「SIMロック」されている状態なので、ロックを解除することで「SIMフリー」端末に代わります。
しかしキャリアと同系統のMVNOであれば、SIMロックを解除しなくても利用できる点もよく覚えておきましょう。
逆にいえば、docomoで購入した端末をauやau系MVNOなどで利用したい場合はSIMフリーにしなければ利用できません。
機種変更や買い増しで使わなくなったモバイル端末に、安価なSIMカードを挿して有効に再利用、そんなこともよりしやすくなって、私たちのモバイルライフがいっそう便利に楽しくなりそうですね！
SIMフリーの安いスマートフォン、設備費などを極限まで抑えることで実現した安いSIMを合わせることで、格安スマホは実現しています。
月の出費を抑えたい、通話をあまりしない、子どもに持たせておきたいといった場合、格安スマホは強い味方になります。ぜひ、検討してみてください。
