e-Japan構想
2000年9月に当時の森喜朗首相が所信表明演説で、「すべての国民が情報通信技術を活用できる日本型IT社会を実現する」として掲げた構想のこと。翌2001年1月には、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)がe-Japan戦略をとりまとめた。
5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指すもので、重点政策分野として、5年以内に世界最高水準のインターネット網の整備を促進し、必要とするすべての国民が低価格で利用できるようにする。そのためにネットワークインフラの整備及び競争を促進する。2002年までに電子商取引の大幅な普及を促進する。2003年までに電子政府を実現する。人事育成を強化し、2005年までに米国水準を上回る高度なIT技術者・研究者を確保する、などが掲げられた。